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大阪市交通局でNECの「クラウド型ビデオ通訳サービス」が採用、地下鉄駅での案内業務に活用

 日本電気株式会社(NEC)は8日、大阪市交通局に「クラウド型ビデオ通訳サービス」を提供したことを発表した。大阪市の市営地下鉄御堂筋線梅田駅など全12駅において、外国人向け翻訳サービスに活用される。

 外国人客の増加に伴い、大阪市営地下鉄では駅改札における案内業務の効率化が課題となっていた。NECが提供する「クラウド型ビデオ通訳サービス」は、ビデオ会議システムがベースとなっており、駅に設置されたタブレット端末を使い、現場の駅職員と客、遠方の通訳者の三者がリアルタイムにコミュニケーションできる。

 大阪市営地下鉄での通訳サービスは4月1日から運用がスタート。御堂筋線(新大阪駅中改札、梅田駅北改札・南改札、心斎橋駅北改札、なんば駅南北改札、天王寺駅西改札)を中心に、谷町線、中央線、堺筋線の主要12駅で利用できる。

 NECでは、「クラウド型ビデオ通訳サービス」をその他の交通機関・医療機関・地方公共団体などにも提供していく。対応言語は英語・中国語(北京語)・韓国(朝鮮)語・ポルトガル語・スペイン語の5カ国語で、24時間365日体制のリアルタイム通訳を可能としている。

森田 秀一