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損保ジャパン日本興亜システムズ、CAのDevOpsツールでテストとリリースを自動化

 CA Technologies(以下、CA)は6日、損保ジャパン日本興亜システムズ株式会社が、CAのDevOpsツールを採用したと発表した。具体的には、アプリケーションのテストを効率化する「CA Service Virtualization」と継続的デリバリーを実現する「CA Release Automation」を、アプリケーション開発プロジェクトに導入している。

 損保ジャパン日本興亜グループの情報システム会社である損保ジャパン日本興亜システムズでは、アプリケーション開発プロジェクトのスピードを高めるためにアジャイル開発手法を採用し、プロジェクトに着手した。その中で同社では、スピードをさらに高めるため、アプリケーションのテストとリリース工程をツールにより自動化することを検討。製品評価を実施した結果、CAのDevOpsツール2製品を採用したという。

 採用にあたっては、これまで手作業で実施していたアプリケーションのデプロイ作業をCA Release Automationで自動化することにより、デプロイ作業に要する時間とエラーが大幅に削減される点、また、開発環境、テスト環境に対しても同じリリース手順が適用され、継続的デリバリーが実現できる点を評価した。

 さらにテスト工程で、開発中の繰り返しテストがひんぱんに発生する状況下において、CA Service Virtualizationを使用すると、開発中のアプリケーションのテストを自動的に実施できるようになる。この結果、テストのスケジュールが前倒し可能になるだけでなく、より広範なテストを行えることから、品質の担保が期待できることも評価された。

石井 一志