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NTT東日本とALSOK、中小企業のマイナンバー制度対応に向けた協業を開始

 東日本電信電話株式会社(NTT東日本)と綜合警備保障株式会社(ALSOK)は31日、中小企業のマイナンバー制度向けのセキュリティ対策に関する協業で合意したと発表した。

 協業により、NTT東日本とALSOKでは、互いのセキュリティサービスを各々の顧客に対して紹介していく取り組みを開始。NTT東日本のオンラインストレージサービス「フレッツ・あずけ~る PROプラン」をはじめとしたネットワークサービスと、ALSOKの「ALSOK監視カメラシステム」「出入管理システム」などの警備システムを合わせて普及促進することで、中小企業がマイナンバーを安全に管理できるセキュリティをトータルで提供する。

 フレッツ・あずけ~る PROプランは、クラウドセキュリティゴールドマークを取得したオンラインストレージサービスで、回線認証や端末認証などの高セキュリティ機能に加え、マイナンバー制度対策に必要なアクセスログの蓄積、マイナンバーデータの自動削除機能などを備える。中小企業やSOHO向け提供されており、約1万社に導入されている。

 ALSOK監視カメラシステムは、カメラシステムを提供するとともに、ALSOKガードシステムを組み合わせることでカメラやレコーダーなどの異常を常時監視し、異常時にメンテナンス出動することで高品質を維持するサービスも提供可能。出入管理システムは、PCを使ってきめ細かい入退室管理が可能なシステムで、遠隔地の拠点を本社で一括管理することもできる。

 今後は、中小企業のマイナンバー制度対応促進に向け、両社のセキュリティ対策に向けたノウハウを共有した上で協業を強化するとともに、中小企業向けの新たなサービスの検討を進めていくとしている。

三柳 英樹