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NTT東日本、企業向けオンラインストレージのプランを拡充

ファイル共有機能の強化も

 東日本電信電話株式会社(NTT東日本)は3日、中小企業・SOHO向けのオンラインストレージサービス「フレッツ・あずけ~るPROプラン」を強化すると発表した。従来の容量プランである10GB~2TBの7段階に加え、200GBと5TBの容量プランを追加するほか、フォルダ同期機能の追加や、自動削除機能の拡充が行われている。提供開始は、いずれも4月6日からの予定。

 「フレッツ・あずけ~るPROプラン」は、中小企業やSOHOのユーザーが、重要データのバックアップやマイナンバー情報の保管、大容量データの共有などを簡単に行えるオンラインストレージサービス。

 従来は、10/25/50/100/500GB、あるいは1/2TBの7プランを提供していたが、ユーザーのニーズにきめ細かく応えるため、新たに200GBと5TBの両プランを追加した。価格(税別)はそれぞれ、月額9600円、16万5000円。

 また、新たに提供されるフォルダ同期機能は、「フレッツ・あずけ~るPROプラン」の契約者同士が、オンラインストレージにファイルを格納するだけで簡単にデータを共有できる機能。本社と拠点間などで複数契約にまたがって、重要データをリアルタイムかつ高セキュリティにやり取りしたいというニーズを受けて提供される。これを利用すると、例えば本社と複数の拠点間や、税理士・社労士と複数の顧客間など、同サービスの契約者間で、簡単にデータを共有できるとのこと。

 自動削除機能の強化では、削除までの期間を柔軟に設定可能になる。従来は保存期間の起算日がファイルを保存した日となり、自動削除日までの期間設定は日単位のみの設定だったが、起算日が任意に設定可能になったほか、自動削除日までの期間を、年単位でも設定できるようにしている。また、削除日近くにメールで通知する機能を拡張した。

 なお、これらの機能強化は、現在サービスを利用しているユーザーに対しても提供される。

石井 一志