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富士ゼロックス、人材開発システムと教育コンテンツ制作を支援するクラウドサービス

 富士ゼロックス株式会社は27日、人材開発システムの構築とコンテンツ制作を支援する中小企業向けクラウドサービス「SkyDesk Mixed Learning」の提供を開始した。

 「SkyDesk Mixed Learning」は、富士ゼロックスの人材開発や教育の仕組みをベースに、クラウドを活用して提供する、中小企業向けのサービス。ウェブベースの「人材開発支援システム」、教育コンテンツを簡易に作成・編集するための「簡単キャプチャーツール」、富士ゼロックスが実施している研修用コンテンツで構成される。

 ウェブベースの人材開発支援システムでは、学習情報の管理と活用を推進するためのポータルサイトと、学習支援システムを提供。企業は管理者として人材開発戦略に基づいたコース設計、コンテンツ作成、受講者と配信期間設定、受講効果の把握、受講者と講義者側の対面型講義設計が可能となる。

 教育コンテンツ作成の簡単キャプチャーツールは、富士ゼロックスの独自開発によるプレゼンテーション簡易記録・配信技術を採用。学習用のスライドに音声を加えたコンテンツを、PCとマイクだけで簡単に作成できる。動画コンテンツの作成や編集に必要とされている特別な機材やスキルなしに、誰でも簡単にコンテンツの作成やタイムリーな学習内容の改訂が可能。スライド型コンテンツは動画型に比べ容量が小さいため、PCはもちろんスマートフォンやタブレットを用いてどこでも学習することが可能になり、利用者の利便性を高める。

 製品の価格(税別)は、初期設定費用が20万円、簡単キャプチャツール1本パックが5万円。ランニングコストは、Mixed Learning 基本使用料100ユーザーが月額5万円など。

三柳 英樹