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CTC、Sansanのクラウド名刺管理サービスを取り扱い開始

SIパートナーとして営業支援システムとの連携サービスを提供

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)は25日、Sansan株式会社と販売代理店契約及び連携SIパートナー契約を締結し、法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」を活用したシステム連携サービスの提供を開始すると発表した。

 Sansanは、組織内で名刺情報を共有し、マーケティングや営業活動で効率的な情報活用を可能にする企業向けクラウド名刺管理サービス。スキャナやスマホアプリで読み取った名刺を入力オペレーターがデータ化し、一般的な人事情報サービスとの連携や名寄せ機能により、正確で最新の情報を保つ。

 CTCでは、Sansanの販売代理店契約に加え、他のアプリケーションやサービスから名刺情報の取得や検索ができるAPI「Sansan Open API」を商用で利用して、Sansanと連携する顧客システムの構築やサービス提供ができるSIパートナー契約を締結。営業で活用するCRMやSFAシステムを中心として、既存の基幹系や情報系システムとの連携サービスを提供する。

 CTCでは営業活動の効率化や強化を検討している企業を中心にサービス展開し、3年間で1万ユーザーへの提供を目指す。また、今後は基幹業務を最適化するクラウドサービス「Business Evolution」シリーズや、ポータルサイトを構築・運用サービスと共にクラウドで提供する「cloudage portal」など、自社サービスとSansanとの連携も視野に、Sansanと共同で顧客の営業活動のさらなる効率化に貢献していくとしている。

三柳 英樹