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ライムライト、最新版CDN「Limelight Orchestrate V3.0」の国内提供を開始

 ライムライト・ネットワークス・ジャパン株式会社(以下、ライムライト)は8日、CDNプラットフォーム「Limelight Orchestrate(以下、Orchestrate)」のメジャーバージョンアップとなる「Orchestrate V3.0」を発表し、国内で正式に提供を開始した。

 Orchestrateは、デジタルコンテンツの配信専用に設計された包括的なプラットフォーム。Orchestrate V3.0ではより強化されたインフラ、ソフトウェア、サービスを実現するとともに、セキュリティ関連の各種機能を搭載した。

 コンテンツ配信に特化したオブジェクトストレージ「Orchestrate Storage」については機能を拡張。データのJIT(Just-In-Time)変換が可能になり、世界中に設置された30を超えるロケーションでのレプリケーションポリシー設定を可能にする。

 また、CDNから不要なファイルを迅速に削除する「Smart Purge」機能を追加。ほぼリアルタイムに世界中のCDNからのファイルの削除を可能にした。

 セキュリティ面では、DDoS攻撃からの保護機能を搭載。ネットワークとアプリケーションの各レイヤーへのDDoS攻撃を検出して鎮静する「DDoSアタックインターセプター」により、ダウンタイムを削減し、ビジネス機会を失うことなく企業のブランドを保護する。

 このほか、容易な操作によって設定の変更を30分以内に全世界のエッジに反映させることができる「Self Service Configuration Management」や、ABR(Adaptive bitrate)によるライブ配信が可能になる「Multi-device media delivery (MMD) Live」、リアルタイムの分析とレポーティング機能などの機能を搭載した。

三柳 英樹