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人型ロボット「Pepper」のビジネス支援プログラムが拡充、アプリ販売もスタートへ

「Pepper」

 ソフトバンクロボティクス株式会社は12月1日より、「Pepperパートナープログラム」を開始する。人型ロボット「Pepper」の活用を検討するアプリ開発者らに対し、技術・販売の両面で支援を行う。また、Pepprの個人購入者とアプリ開発者のマッチングサービスを2016年春から提供する。

 パートナープログラムでは最終的に3つの形態で提供する計画だが、このうち「ロボアプリパートナー」制度をまずスタートさせる。Pepperの法人向けモデル「Pepper for Biz」に対応したアプリの開発から販売までを総合的に支援する。

 具体的には、テクニカルサポートやトレーニングツール、アプリの安全性審査制度などを用意。また、優れたアプリが開発された場合、2016年明け以降にオープン予定の「for Bizアプリストア(仮称)」における販売を行う。これにより、その他のPepper for Biz導入企業がアプリを購入できるようになる。

 ロボアプリパートナーは筆記および実技試験をもって認定する。すでに60社ほどの企業が合格しているという。

 なお、パートナープログラムの残り2つである「デザインパートナー」「コンサルティングパートナー」については準備ができ次第、発表する予定。

 Pepper一般モデル購入者向けの施策としては、2016年春以降に「ロボアプリLab」の開設が予定されている。開発者がアプリの企画書を専用サイトへ投稿でき、人気が高いものを実際に開発。基準を満たしたアプリはストアに登録され、開発者にライセンス料が支払われる。

 このほか、Pepperを体験するための“アトリエ”に関する認定制度が12月から正式に始まる。全国の大学やNPOなど8カ所が先行して認定されており、Pepperおよびソフトウェア開発キットなどを実際に利用できる。

森田 秀一