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エクシード、「Trend Micro Deep Security」を活用したセキュリティ対策支援サービス

PCI DSS準拠運用サービスのノウハウを反映

 株式会社エクシードは19日、トレンドマイクロの統合サーバーセキュリティ対策製品「Trend Micro Deep Security」を活用した、セキュリティ運用設計および監視・運用サービスを提供開始すると発表したマルチクラウド環境およびハイブリッドクラウド環境にも対応しており、さまざまなシステム環境に適応可能という。

 エクシードでは、クレジットカード情報を取り扱う事業者向けに、PCI DSS基準に準拠したセキュリティ運用サービスを提供しているが、一般企業からも高品質な運用代行サービスの要望が多く寄せられているとのこと。これを受け、PCI DSS準拠運用サービスから一般企業に適合するメニューを切り出し、Deep Securityを活用して提供するのが、今回の新サービスとなる。

 サービスメニューは、「設計」「導入」「運用」といったフェーズごとに分かれており、例えば「設計」では、ユーザー企業ごとのセキュリティ要件やシステム環境に対応したDeep Securityの導入・運用仕様書を作成。また「運用」では、Deep Securityを通じ、24時間365日体制でリモートからサーバーのセキュリティシステムを監視・運用するほか、ログ分析報告や対策強化のアドバイスなども提供する。さらにオプションとして、Deep Securityのバージョンアップ、緊急を要する対応へのアドバイスも行うとのこと。

 こうしたサービスを活用することにより、ユーザー企業は、本来の業務に集中しながら、常に最新の防御・検知機能を活用し、未知の脆弱性を突く攻撃や攻撃手法の変化に対応可能な、セキュリティレベルの高いシステムを活用できるとした。

 サーバー1台あたりの価格(税別)は、「設計」が3万円から、「導入」が1万円から、「運用」が月額6万5500円から。バージョンアップや緊急対応のアドバイスといったオプションは個別見積もりとなる。また、Deep Securityのライセンス費用は別途必要になる。

 なおエクシードでは、機密情報や個人情報などの重要情報を取り扱う企業、サービス事業者を主な対象として販売する考えだ。

石井 一志