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ネットワールド、vSphere 6.0に対応したストレージ高速化ソフト「PernixData FVP 3.0」

無償版「Freedomエディション」も提供開始

 株式会社ネットワールドは、米PernixDataのストレージ高速化プラットフォーム「PernixData FVP」の新版「同 3.0」を10月29日より販売開始すると発表した。

 PernixData FVPは、VMwareのハイパーバイザー内にカーネルモジュールとしてインストールされるソフトウェアで、サーバーに搭載されたメモリ(RAM)やフラッシュメモリをキャッシュバッファとして利用して、既存ストレージのI/O性能、レスポンスタイムを高めることができる。

 新版では、新たにVMware vSphere 6.0に対応したほか、ユーザーインターフェイスをHTML5ベースで刷新し、より操作を行いやすくしている。また、関連する顧客のデータを収集し、環境の健全性を事前に把握する「PernixPlus」機能を搭載。問題の発生以前に潜在的な問題を発見し、サポートチームによる迅速な問題解決に役立てられるとしている。

HTML5ベースのユーザーインターフェイス

 このほか今回より、無償版「FVP Freedomエディション」も新たに提供開始した。利用可能なFVPクラスタが1つのみに限定されるほか、高速化もDFTM(メモリ)による高速化のみサポートし、DFTM-Z(メモリ圧縮)が利用できない、FVPクラスタ内で最大128GBまでのメモリを高速化に利用可能など、製品版の機能が制限されている。

 このFVP Freedomエディションは、PernixDataが運営するコミュニティフォーラムによりサポートされるが、ネットワールドは、独自の日本語コミュニティフォーラム「FVP Freedom」を開設し、ユーザーを支援するとのこと。なお、当面はネットワールドが運営を支援するが、いずれはPernixData本社の管理下に移行する計画という。

石井 一志