大日本印刷、顔写真の撮影とマイナンバーの個人番号カード申請が一括で行える証明写真機

　大日本印刷株式会社（DNP）は19日、同社の証明写真機「Ki-Re-i」を使用して、顔写真の撮影と、マイナンバー制度の「個人番号カード」の申請が行えるシステムを開発したと発表した。Ki-Re-iでの撮影・プリントと同価格で利用できる。2016年1月までに、駅や商業施設などに設置されている1000台に個人番号カード申請機能を追加予定。さらに、3月までに累計1500台が対応するとしている。

DNPの証明写真機「Ki-Re-i」

　利用には、個人番号カード交付申請書が必要。Ki-Re-iの画面メニューから「マイナンバー 個人番号カード交付申請」を選択し、交付申請書に記載されている2次元コードを証明写真機内蔵のスキャナーでスキャンし、23桁の申請書IDを読み取る。その後、撮影モードを選択して顔写真を撮影し、使用したい顔写真データを選択して申請すると手続きが完了する。

　DNPでは2014年に、Ki-Re-iで撮影した顔写真データをサーバーに送信し、社員証や会員証などのIDカードに顔写真をプリントして発行するシステムを開発。個人番号カードの対応は、同システムの技術を応用したもの。また、通信にはセキュリティ性の高い通信環境を使用して、地方公共団体情報システム機構のサーバーに送信するとしている。