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NEC、統合ストレージ「iStorage M」のオールフラッシュモデル2製品

導入効果を測定する「アセスメントサービス」を無償提供

 日本電気株式会社(NEC)は28日、SAN/NAS統合ストレージ「iStorage Mシリーズ」において、オールフラッシュストレージ2製品「iStorage M310F」「同 M710F」を同日より販売開始すると発表した。

iStorage M310F
iStorage M710F

 iStorage M310F/M710Fは、仮想化によるサーバー統合やデータベースの高速処理などが必要な業務向けに提供される、オールフラッシュストレージ。SSDの高速処理に合わせたOSや大容量キャッシュメモリを搭載することにより、同数のHDD搭載時と比べて最大100倍の高速処理を可能にしたという。さらに、同等性能をHDD構成で実現した場合と比べ、筐体数を最大1/20まで削減でき、消費電力も最大90%の削減を行えるとした。

 またオールフラッシュ製品でも、従来のiStorage Mシリーズに共通する管理ソフトやバックアップ機能を搭載しているので、運用手順を見直さずに追加導入を実施可能。運用上で必要となるSSDの寿命管理は、寿命監視機能により管理画面でSSDの寿命到達度を確認できる。

 なお導入にあたっては、アセスメントの専門要員が、現システムのストレージ状況を分析し、書き込み処理などのHDDによるボトルネックを見極め、オールフラッシュストレージに置き換えた場合の効果予測レポートを無償で提供するとのこと。

 価格(税別)は、200GB SSD×3台、8Gbps FCコントローラ、48GBキャッシュメモリといった構成のiStorage M310Fが437万円から、200GB SSD×3台、8Gbps FCコントローラ、192GBキャッシュメモリといった構成のiStorage M710Fが1878万円から。

石井 一志