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シーイーシー、複合機を利用した企業向けマイナンバー収集管理サービス

 株式会社シーイーシーは、複合機を利用して企業のマイナンバー収集管理を実現する「SmartSESAME MultiScan!マイナンバー対応サービス」を10月1日から提供開始する。

 SmartSESAMEは、セキュリティの強化と利便性向上を目的に、ICカードや生体認証を利用して、PCへのログインや複合機・プリンターの認証印刷、各アプリケーションへのアクセスを制御するセキュリティシステム。

 マイナンバー対応サービスでは、複合機と認証技術を活用して、ログイン時に個人を特定して複合機でマイナンバー書類をスキャン(電子データ化)し、暗号化されたデータをシーイーシーや各社が提供する保管サービスとシームレスに連携する。

通常の紙文書と同様に、複合機パネルにマイナンバー書類を並べてスキャンし、セキュアに電子データ化する

 複合機は6社(キヤノン、コニカミノルタ、シャープ、東芝テック、富士ゼロックス、リコー)に順次対応。メーカーや機種が異なる複合機でも、共通設定・共通操作でマイナンバー情報をスキャンでき、複合機の操作パネル上から「マイナンバー専用スキャン」機能を簡単に利用できる。

 読み取りについては、パナソニックソリューションテクノロジー社のOCR技術をスキャンエンジンに組み込み、高精度な文字認識率を実現。電子データ化したマイナンバー情報を厳重に管理するため、シーイーシーのデータセンターや、各社の保管サービスとシームレスに連携する。

 シーイーシーでは、「SmartSESAME MultiScan!」および関連サービスについて、今後3年間の累計で1万ライセンスの導入を目指す。

SmartSESAME MultiScan!マイナンバー対応サービスの概要

三柳 英樹