ニュース

シーイーシー、PC向け認証管理システムが指紋認証に対応

 株式会社シーイーシーは、PCの不正利用を防ぐ認証セキュリティソフトウェア「SmartSESAME PCログオン」において、アカウントログイン時の二要素認証機能を強化すると発表した。ICカードや指静脈の認証に続き、指紋認証に対応した新サービスを9月16日より提供開始する。

 「SmartSESAME PCログオン」は、ICカードを活用したPC向けの認証管理システム。Active Directory環境下で集中管理する場合でも、独自の認証サーバーは必要なく、スタンドアロンでの利用に対応する。また、利用者履歴の収集管理機能を搭載しており、「いつ」「だれが」「どの」PCを利用したのか、ログオン情報を保存可能。社員証など、すでに導入済みのICカードも利用できる。

 今回の新版では、従来のICカードや生体情報の指静脈に加えて、新たにWindows Biometric Framework(Windows生体認証フレームワーク)に準拠したPCやセンサー機器の指紋認証に対応し、PCログイン時の二要素認証を標準提供する。「ICカード」「生体情報(指静脈/指紋)」と「ID・パスワード」の組み合わせによるログオンが可能になるため、不正アクセスのリスクを低減し、情報セキュリティを強化できるとした。

 また指紋認証によって、マイナンバーの安全管理措置(アクセス制御、アクセス者の識別・認証など)に対応し、利用者にパスワード管理を委ねない、マイナンバー専用PCのセキュアな管理を実現するとのこと。シーイーシーでは、例えば「マイナンバー関連業務を行うために、セキュアな共有PCが必要」な場合に、低コストで二要素認証の仕組みを取り入れられるとアピールしている。

石井 一志