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日本IBM、「IBM Spectrum Storage」の機能を拡張

 日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は11日、Software Defined Storage(SDS)製品群「IBM Spectrum Storage」に、新たなクラウド機能を追加すると発表した。

 データ保護製品の「IBM Spectrum Protect」では、クラウドゲートウェイアプライアンスを経由せず、IBMクラウド上に直接データをバックアップできるようになる。企業は、バックアップするデータの特徴に応じて、オンプレミスのオブジェクトストレージとクラウドを使い分けることができる。今後は、他のパブリッククラウドにもサポートを拡張する予定。

 また、「IBM Spectrum Accelerate on Cloud」として、IBM Spectrum AccelerateをSoftLayerを利用したSaaSソリューションとして提供。これにより、企業はストレージハードウェアの新規購入や、大規模なアプライアンス環境の管理が不要となり、SoftLayer上にブロックストレージを迅速に展開できる。また、ソフトウェアで提供されるIBM Spectrum Accelerateを拡張し、XIVストレージシステム、オンプレミスサーバー、クラウド環境間で有効なポータブルライセンスを提供する。

 提供価格(税別)は、IBM Spectrum Protectが75万6000円(IBM Spectrum Protect Suite Entry - Front End 1TBあたり)。IBM Spectrum Accelerate on Cloudが241万1200円(最小50TBから)。

三柳 英樹