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米IBM、仮想マシン環境の保護を実現するデータ保護ソフトウェア「IBM Spectrum Protect Plus」

 米IBMは23日(米国時間)、迅速な導入に対応した仮想マシン環境向けデータ保護ソフトウェア「IBM Spectrum Protect Plus」を発表した。利用にあたってはエージェントを導入する必要がなく、設定も迅速に行えるため、1時間ほどでデータ保護が可能になるという。提供開始は2017年第4四半期を予定している。

 IBM Spectrum Protect Plusは、クラウド環境、仮想環境、データセンター環境のデータ保護を実現するソフトウェア。仮想マシンやアプリケーションの管理者が使用することを念頭に設計され、仮想環境に導入するソフトウェア、あるいはIBM Spectrum Protectソフトウェアの統合機能として提供される。

 ハイブリッドクラウド環境に対応しており、オンプレミスのバックエンドストレージからパブリッククラウドやプライベートクラウドへ、データを高速に移動することが可能。また、スナップショット技術によりデータの可用性を高めている点も特徴。さらに、DevOpsワークフローの支援/自動化を推進するためのデータクローン機能も提供されるとのこと。

 あわせて、バックアップ状況の提供や、データ保管に関するコンプライアンスを順守するために、自動化されたサービスレベルアグリーメント(SLA)に基づくデータの保護/監視機能も搭載した。高速な復旧を実現する直感的なグローバル検索、役割に応じたユーザーインターフェイスも用意している。