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メール誤送信対策ソフトウェア「WISE Alert」新版、添付ファイルを自動でZIP暗号化

 株式会社エアー プロダクト・カンパニーは1日、Outlook対応メール誤送信対策ソフトウェア「WISE Alert」の新版「同 バージョン2.4.0」を提供すると発表した。

 WISE Alertは、送信前にユーザーが自ら宛先や添付ファイルの間違いを確認でき、送信を保留できる、クライアント型の誤送信対策ソフトウェア。メール送信前の宛先・添付間違いの確認、送信の一定時間保留などにより、うっかり誤送信のリスクを低減する。

 今回の新版では、送信先に外部ドメインを含む場合、メール送信時に添付ファイルの自動ZIP暗号化を行えるようにした。添付ファイルの復号用パスワードは、送信時にパスワードを送信者が入力する「手動入力」、送信時に自動でパスワードを生成する「自動生成」、事前に登録したパスワードを送信時に選択「事前設定パスワード」、といった3種類から選択することができる。また、宛先にパスワードを送信するパスワード通知メールを自動生成することも可能とした。

 なお今後は、WISE AlertでZIP暗号化した添付ファイルを、エアーのメールアーカイブ・監査ソリューション「WISE Audit」と連携して監査可能にする拡張も予定しているとのこと。これにより、ZIP暗号化して送信した添付ファイルを、事後の監査が可能な、暗号化されない状態でアーカイブに保存できるとしている。

 WISE Alertのラインアップには、設定ファイルの自動配布、ポリシー設定の全社/グループ別設定、ユーザーログの収集といった管理機能を含むエンタープライズ版と、含まないスタンダード版が用意されている。価格例は、スタンダード版のZIP暗号化オプション付きが、5~50ユーザーの場合、1ライセンスあたり3500円(税別)。エンタープライズ版のZIP暗号化オプション付きは、5~50ユーザーの場合、1ライセンスあたり3920円(税別)となる。

石井 一志