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NTTデータGSL、日本データセンターでSAPのフルマネジメントサービス「inERPia」を提供

 株式会社NTTデータグローバルソリューションズ(以下、NTTデータGSL)は19日、SAPソリューションのフルマネジメントサービスinERPia「inERPia(イナーピア)」を、日本のデータセンターで提供すると発表した。株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)のクラウド基盤「IIJ GIOサービス」を利用するもので、ポーランド、ドイツ、スイス、アメリカ、マレーシアに続き、日本が6番目の拠点になるという。

 「inERPia」は、SAPソリューションに最適化されたフルマネジメントサービス。SAPソリューションに最適化したベーシス運用メニューと、世界6拠点にバランスよく配置されたデータセンターリソース、NTTデータのグループ会社であるitelligence社のオフショアリソースの積極的な活用により、30~40%のコスト削減を実現できるという。

 しかし日本企業においては、SAPソリューションに蓄積される経営データを、日本国内で維持管理したいニーズがあることから、IIJと協業。IIJ GIOサービスに、実績のあるNTTデータGSLの日本のサービス管理、NTTデータグループの海外リソースを活用するサービスを融合し、日本国内データセンターを基盤とする「inERPia」の提供を開始した。

 これにより、国内でシステムとデータを管理したいという顧客のニーズに応えながら、サービス品質とコスト効率の実現を両立したSAPソリューションの運用サービスを提供できるようになったとしている。

 今後、NTTデータGSLとIIJでは、グローバル展開する顧客に対して、ネットワークとセキュリティサービスを組み合わせ、SAPソリューションを中心とした統合サービスを提案していく考えだ。

石井 一志