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基本ソフトをより導入しやすく、スマートデバイス活用ソリューション「モバらくだ Virtual Browser」

 富士通ネットワークソリューションズ株式会社(FNETS)は2日、企業でのスマートデバイス活用とBYODを促進するソリューション「FUJITSU Thin Client Solutionモバらくだ Virtual Browser」(以下、モバらくだ Virtual Browser)を発表した。従来の「FUJITSU Thin Client Solution モバらくだ for スマートデバイス」(以下、モバらくだ for スマートデバイス)と、廉価版の「FUJITSU Thin Client Solution モバらくだ for スマートデバイス Lite」(以下、モバらくだ for スマートデバイス Lite)を統合し、製品体系と提供価格を見直して、新たに提供する。

 「モバらくだ Virtual Browser」は、高速画面転送技術を用いて、既存の社内Webシステムに手を加えることなく、スマートデバイスやPCから安全かつ快適にアクセスできるモバイル環境を提供するソリューション。利用者や時間帯によって利用可能なシステムへの接続メニューを動的に作成・表示することもできる。

 また、シングルサインオン(SSO)によりシステムごとのID/パスワード入力が不要であるため、入力のわずらわしさを解消できるほか、Active Directory/LDAPとも連携可能で、使い慣れたID/パスワードでログインを行えるとした。

 今回は名称を変更するとともに製品体系を一新。SSO機能をオプションとすることで、従来の「モバらくだ for スマートデバイス Lite」では550万円(税別、ユーザー50人の場合)だった基本ソフトの初期費用を、120万円(同)と大幅に削減した。これにより、段階的な拡張が行えるようになったため、顧客企業の計画に合わせた導入が可能になるという。また月額費用も、ユーザーあたり920円(同)と、従来より190円(税別)ほど値下げされている。

石井 一志