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TKC、中小企業向けにマイナンバー管理クラウドサービス「PXまいポータル」を提供
(2015/6/26 06:00)
株式会社TKCは25日、11月から提供する給与計算システム「PXシリーズ」のオプションとして、企業が従業員などから収集したマイナンバーをTKCのデータセンターで保管するクラウドサービス「PXまいポータル」の提供を開始すると発表した。
PXシリーズは、TKC会員(税理士・公認会計士)の顧問先企業向けに提供する「TKC戦略経営者システム」の1つに位置付けられるもの。企業規模などに応じて、小規模企業向け「あんしん給与」、中小企業向け「PX2」、中堅企業向け「PX4クラウド」のラインナップを提供している。
PXまいポータルでは、マイナンバーをデータセンターで管理し、企業内で保管しない仕組みを構築することで、漏えい・紛失などのリスクを低減する。
システム利用企業の役社員は、スマートフォンやパソコンなどにより本人やその扶養家族のマイナンバーを含む扶養控除等申告書の情報を直接入力し、本人確認資料として通知カードや個人番号カードなどの画像ファイルを添付して、TKCのデータセンターに送信できるようになる。
また、企業の給与事務担当者は、本人確認を目的にデータセンターに保管されているマイナンバーおよび画像データを確認できる。役社員は、給与(賞与)明細書や源泉徴収票などをスマートフォンなどで閲覧できるようになるため、これらの印刷、配布も不要となる。
対象企業は、小規模・中小・中堅企業。PXシリーズとPXまいポータルの利用には、別途TKC会員会計事務所との顧問契約が必要となる。提供予定日は2015年11月。提供価格は、会計事務所が顧問先企業との顧問契約に基づき提供するシステムのため、個々の契約内容によって異なる。販売目標は2016年12月末までに10万社。