カスタマイズなしで管理項目を追加可能、Web購買システム「楽々ProcurementII」新版

　住友電工情報システム株式会社は16日、Web購買システムの新版「楽々ProcurementII（らくらくプロキュアメント・ツー） Ver7.3」を開発し、同日より販売開始すると発表した。

　「楽々ProcurementII」は、購入依頼～見積もり～発注～入荷検収の購買業務全般を網羅し、取引先とのWeb連携や多言語、多通貨にも対応したWeb購買システム。単価契約品自動発注や都度見積、事前参考見積など、日本の商習慣に合わせた標準機能を備えているほか、さまざまな運用形態に対応できることから、化学、薬品、建設、物流、不動産、システム会社、食品、大学など、多様な業界で導入・運用されているという。

　今回の新版では、経理処理や実績集計に必要な管理項目を50個まで自由に追加できるようになった。こうした項目は、運用に合わせて表示、非表示を切り替えられ、単純なテキスト入力だけでなく、ラジオボタンをはじめとした選択入力にも対応。また、追加した管理項目も画面表示を英語、中国語に切り替えられるとのこと。従来、こうした管理項目の追加はカスタマイズで提供していたので、標準機能として利用できるようになったことで、さらに低コストでの導入が可能になるという。

　さらに、取引先に対して見積もりを督促する機能や、納品までの間に、定期的に納期確認する機能も追加された。前者の機能では、一覧画面から対象の案件を選択し、一括でメールを送ったり、案件ごとに個別のコメントをつけたメールを送ったりすることが可能だ。

　このほか今回は、画面デザインの改良も行われている。