アプレッソ、連携ツール「DataSpider Servista」のDynamics AX用アダプタ

　株式会社アプレッソは1日、EAIツール「DataSpider Servista」の新アダプタとして、ERPソフトMicrosoft Dynamics AXに対応した「Adapter for Microsoft Dynamics AX」を提供すると発表した。なお、同アダプタは古河インフォメーション･テクノロジー株式会社が開発している。

　Adapter for Microsoft Dynamics AXは、Dynamics AXに蓄積されたデータの抽出・変換・加工をノンプログラミングで実装可能なアダプタ。Dynamics AXに実装されているメソッドの呼び出しや、ジョブの実行も可能で、データ連携のみならず、Dynamics AXに実装されているアプリケーション（ジョブ・メソッド）を起動させることもできる。

　これにより、ほかのジョブとのデータ連携を担う部分とプロセスの自動化（省人化）を実現する、DataSpider Servistaのスケジューリング機能と合わせて、アプリケーションの統合実行環境を構築できるとした。

　具体的な機能としては、Dynamics AXの保有する数多くのデータリソースについて、抽出、変換、ロード処理をサポートするほか、実行処理の終了制御のため、3種のコミットパターンを提供する。コミットパターンの組み合わせは、マスターデータ連携処理や、外部システムのトランザクション情報など、大量データの一括更新処理の構築自由度を向上させる効果があるとのこと。

　一方で操作についても、DataSpider Servistaの高い操作性を継承し、シンプルでわかりやすいGUIを実現。習得に時間がかからないため、教育にかけるコストを低減できるとしている。