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データ連携ソフト「DataSpider Servista 3.2」、AWS連携を大幅強化

Amazon Redshift/SQSアダプタもついに登場

 株式会社アプレッソは5日、データ連携ソフト(EAI)の新版「DataSpider Servista 3.2」を発売した。

 DataSpider Servistaは、国内2000社以上の導入実績を持つデータ連携ソフト。システムやアプリケーションごとに異なるデータの連携サービス開発・テスト・運用をGUI上で行える。

 新版では、Amazon Web Services(AWS)に連携する機能「DataSpider アダプタ for AWS」を大幅に機能強化した。

 新規対応としては、データウェアハウスサービスと連携させる「Amazon Redshiftアダプタ」、キューイングサービスと連携させる「Amazon SQSアダプタ」、Amazon SQSを経由してDataSpider処理を実行できる「ScriptRunner for Amazon SQS」を搭載した。Amazon Redshift/SQSに高速にデータをロードできるほか、オンプレミスからクラウド上のDataSpider Servistaの処理を確実に起動できるようになる。

 機能追加としては、Amazon RDSアダプタの対応DBMSを拡充。MySQL 5.6以外にOracle Database 11g R2、SQL Server 2012、PostgreSQL 9.3をサポートした。Amazon RDSのリポジトリDBにも対応している。

 AWS関連以外では、ユーザーインターフェイスをカイゼン。デスクトップ版開発クライアント「DataSpider Studio for Desktop」の外観を現代的な印象に変え、視認性・操作性を向上した。また、やりたいことをキーワードに検索できるサンプルスクリプト集「逆引きリファレンス」を追加。サンプルスクリプトとその作成手順を確認できる。

 SAP ERPのデータをクエリやテーブル経由で取得可能な「SAPテーブルクエリアダプタ」においても、SAP ERPで追加・更新・削除されたデータのみを取得できる「差分抽出機能」などを追加し、より大量データの連携を高速に行えるようにしている。