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文書フォルダ作成時の設定作業を簡単に、文書管理システム「楽々Document Plus」新版

 住友電工情報システム株式会社(住電情報)は、文書管理・情報共有システム「楽々Document Plus」の新版「同 Ver.3.7」を6月1日より販売開始すると発表した。文書フォルダ作成時の設定作業をより簡単にしているという。価格は150万円(税別)から。

 楽々Document Plusは、企業内に分散して存在する文書やデータを登録・保存・管理し、必要な時に必要な情報を高度な検索ですぐに取り出せるようにする、文書管理・情報共有システム。オフィス文書の管理だけでなく、契約書管理、ISO文書管理や複合機連携による紙文書活用など、さまざまな利用に対応している。

 今回の新版では、文書フォルダの新規作成を従来よりも簡単に行えるようにした。これまで、文書フォルダを新規作成する際には、「文書フォルダの作成」「閲覧権限設定」「登録フォーム作成」「承認経路設定」の4ステップが必要で、特に大きな組織では、権限設定と経路設定が大きな負荷になっていたという。

 そこで今回は、よく使う設定内容をテンプレートとして用意しておき、それをベースに文書フォルダを作成したり、既存の文書フォルダの設定をコピーしたりできるようにすることで、作成時の負担を軽減している。

 また、公開された文書にコメントを投稿できる機能が追加され、承認申請中の承認者からのコメント入力に加えて、承認後のコメント投稿や、承認申請に関与しないユーザーによる補足コメントの投稿が行えるようになった。文書改訂を要しないささいな変更や補足などをコメントとして投稿する、社内で共有された情報に関係者がコメントを寄せ合う、といった用途で利用できる。

 このほか、楽々Document Plusのログイン認証が、グループウェアなどでよく使われているSAML認証に対応し、シングルサインオン連携が可能になっている。これにより、ユーザーID/パスワードの入力が不要になるほか、グループウェア画面に楽々Document Plusの申請・承認状況を表示するガジェットを表示する、といった使い方に対応したとのこと。

石井 一志