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アビーム、業種・業務特化型SaaSの基盤に「Bizホスティング Enterprise Cloud」を採用

 アビームコンサルティング株式会社(以下、アビーム)とNTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は21日、アビームによる企業向けクラウドソリューション提供で協業すると発表した。

 具体的には、アビームがこれまでに培ったコンサルティングサービスと業種・業務アプリケーションを組み合わせたSaaS「ABeam Cloud」の基盤として、NTT Comがグローバルに展開する企業向けクラウドサービス「Bizホスティング Enterprise Cloud」を活用し、5月よりサービス提供を開始している。

 この協業により、グローバルに事業を展開する顧客は、世界13カ国/地域の16拠点(2015年度予定を含む)の基盤を持ち、196カ国/地域をカバーするネットワークと直結した「Bizホスティング Enterprise Cloud」上で、アビームが培ってきたさまざまなベストプラクティスを結集した業界・業務テンプレートや業務アプリケーションを、世界共通品質で、セキュアに、かつ柔軟に利用できるという。

 またABeam Cloudを活用すると、業務プロセスの高度化やビジネスの変化に呼応するITシステムの構築を、低い初期コストかつ短期間で実現可能。加えてABeam Cloudには、保守・運用やシステムを安定的に稼働するための各種ツールなども含まれるので、経営基盤のフルサービスをワンストップで利用できるとした。

 一方のNTT Comは、企業向けネットワーク、データセンター、セキュリティなどのサービスや、他社サービスも含めてICT全体を一元的に保守運用するサービスなど、さまざまなメニューをグローバルシームレスに提供している。それらのサービスを利用すれば、経営・業務・ITの融合により顧客企業のICT環境の最適化が実現するため、経営判断の迅速化や、日々の事業活動の生産性向上といった経営改革を、グローバルに実現できるとのことだ。

石井 一志