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レノボがサーバー製品を強化、System xのハイエンド製品とラック型ThinkServerを提供
(2015/5/14 06:00)
レノボ・ジャパン株式会社(以下、レノボ)は13日、x86サーバーのラインアップを強化すると発表した。最新のXeon E7-4800/8800 v3ファミリを搭載した第6世代エンタープライズX-アーキテクチャ対応の「System x3950 X6」「System x3850 X6」とFlex System X6コンピュート・ノードの新製品を提供。さらに、普及価格帯の1U/2Uラック型サーバー「ThinkServer RD350/RD450」を国内で販売開始する。
新製品のうちSystem x3950 X6およびSystem x3850 X6は、基幹データベースやリアルタイム処理に向く高速性、俊敏性、自己回復力を備えた、第6世代エンタープライズX-アーキテクチャ(通称X6)に対応するハイエンドサーバー。「コンピュート・ブック」と呼ばれるモジュールに最新のXeon E7 v3プロセッサを搭載することにより、従来のX6製品と比べて最大56%の処理能力向上を実現したという。
また、高速かつ遅延の少ないストレージI/Oを実現する「eXFlash」メモリ・チャネルストレージとio3 Flashアダプタ製品に加え、NVMeフラッシュストレージを新たにサポート。I/Oボトルネックのないシステム構築の選択肢をさらに拡大した。
今回はこのほか、Xeon E7-4800/8800 v3搭載、X6対応の「Lenovo Flex System x280 X6コンピュート・ノード」、「x480 X6コンピュート・ノード」、「x880 X6コンピュート・ノード」の3機種も製品化されている。
一方、ThinkServer RD350/RD450は、それぞれ1Uサイズ、2Uサイズのラック型サーバーで、コストパフォーマンスを重視している。従来、ThinkServerブランドの製品は国内ではタワー型のみだったが、新たにラック型製品を販売開始した。
いずれも、標準搭載されるThinkServer System Managerにより、WebブラウザやPowerShellでのハードウエア障害の監視・通知、電源制御などの機能による優れて運用管理性を提供可能。また、標準で3年24時間365日の保守を提供し、既存のSystem x製品で提供していなかった廉価な2ソケットサーバーを補完するとした。
さらに今回は同時に、2Uラック型サーバー「System x3650 M5」を用いたSystem x CAD on VDIソリューションの提供開始も発表した。CAD on VDIは、汎用GPUである「NVIDIA GRID K1/K2」とデスクトップ仮想化ソリューションを組み合わせ、各種CAD/CAEなどの3Dグラフィックスアプリケーションを仮想デスクトップ上で実行することにより、ワークステーション利用者のワークスタイル変革に寄与するソリューション。新製品では、最小2Uのスペースで最大32ユーザー程度のCADワークロードを集約でき、CAD on VDIの導入に際してスモールスタートを可能にするとのこと。