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ハンモック、マイナンバーのセキュリティ対策ができるIT統合管理ツール「AssetView」新版

 株式会社ハンモックは13日、マイナンバーのセキュリティ対策機能を備えたIT統合管理ソフト新版「AssetView Ver.8.1」を発表した、

 AssetViewは、IT資産管理、デバイス制御、個人情報検索、アプリケーション配布、不正PC遮断、リモートコンソールなど、さまざまな機能を提供するIT統合管理製品群。13の機能の中から必要な機能だけを選んで導入することができる。

 今回の新版では、2015年10月から開始されるマイナンバー制度に備えた新製品(ID監査、アクセス権監査)と、マイナンバーのセキュリティ対策管理に特化したテンプレートの提供を開始するという。

 このうち、マイナンバーのセキュリティ対策用テンプレートを使用すれば、監査対象のサーバーや関連部署の設定、特定個人情報として検出したいファイルの拡張子や検索対象フォルダなどの設定を行えるので、ガイドラインに則した対策が実現する。

 加えて監査結果として、サーバーへのアクセス状況や特定個人情報ファイルの保持・使用状況を確認して、監査結果に応じた設定内容の見直しなどを行うことで、効率的なセキュリティ対策を行えるとのこと。

 例えば、ID監査機能を提供する新製品「AssetView ID」では、特定個人情報を取り扱う情報システムへのログイン情報を記録することで、不正ログインの監査を実行可能。またアクセス権監査機能を提供する「AssetView ACL」を用いると、退職者や異動した利用者の不要なアクセス権の保持状況や、セキュリティリスクのあるフォルダを監査できるとのこと。さらに、画面操作録画を行える「AssetView REC」によって、利用者のPC操作を録画して保存し、実際の操作を再生して確認できるようにする。

 なお、これらの新製品は、6月末の出荷開始を予定している。

石井 一志