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大量データの高速処理を低価格で実現するデータベース「HP Vertica」、アシストが販売開始

 株式会社アシストは12日、日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下、日本HP)の高速分析用データベース「HP Vertica」の販売およびサポートを開始すると発表した。

 「HP Vertica」は、日本HPが提供している列指向型超並列データベース。「高速」「簡単」「拡張性」を大きな特徴とし、従来はデータウェアハウス(DWH)専用アプライアンスが得意としていた、大量データの分析をより低コストで実現する。アシストによれば、列指向型アーキテクチャの採用に加えて、検索に最適なデータ圧縮や列の並び替えを「HP Vertica」が自動的に行うため、複雑なクエリが従来のデータベースと比べて50~1000倍高速化されるという。

 また、マスターノードがないMPP(Massively Parallel Processing)アーキテクチャにより、容易なスケールアウトが可能。サーバーを並列に追加していくだけでリニアな性能向上を実現するとした。

 アシストでは、低コストでの大量データ処理の実現や、パフォーマンスに課題を抱える顧客企業からの問い合わせを受け、「HP Vertica」の積極的な提案を開始しているとのこと。さらに、自社の主力BI製品「WebFOCUS」との組み合わせにより、大量データから顧客行動等の分析を行って、商品開発、店舗の品ぞろえ、サービス改善などに展開可能な情報活用基盤の構築を支援するとした。

石井 一志