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NTTデータGSL、SAPのシステム管理基盤「Solution Manager」のクラウドサービス

 株式会社NTTデータグローバルソリューションズ(以下、NTTデータGSL)は27日、SAP Enterprise Supportに含まれるシステム統合管理ソリューション「SAP Solution Manager」のクラウドサービスを提供開始したと発表した。クラウド型によるSAP Solution Managerサービスの提供は、アジア太平洋地域で初めてという。

 SAP Solution Managerは、ビジネス設計から設定、本稼働処理にいたるまで、SAPソリューションのライフサイクル全体をサポートする統合管理ソリューション。最新のSAP Solution Manager 7.1では、ITIL V3に準拠した統合運用管理機能が整備され、非SAPソリューションの運用管理に対しても対応できるなど、統合運用管理システムと同等の機能が網羅されたという。

 また、継続的品質チェック・改善サービス「SAP Continuous Quality Checks」と同等の機能も含まれ、現状のアドオンプログラムのボトルネック検出や、コードの最適化、SAPが推奨するコーディング例などの情報も提供されるとのこと。

 NTTデータGSLでは、こうした特徴を持つSAP Solution Managerをクラウドサービスとして提供することで、システムを統合管理できるIT管理盤を実現し、顧客のIT総コストの削減とITを活用した企業戦略の遂行を支援するとしている。

 価格は初期費用無料、基本利用料が月額7万円から。文書管理、インシデント管理などのオプションも提供する。

 なお同社はサービス提供にあたり、SAP Certified In Managed Services for SAP Solution Managerの認定を取得。Run SAPパートナーにも加入している。

石井 一志