ファーストサーバ、中小企業向けクラウドホスティングでリソースプラン変更を可能に

　ファーストサーバ株式会社は27日、中小企業向けクラウド型ホスティングサービス「Zenlogic ホスティング」の機能を強化し、オンデマンドなサーバー増強などを可能にする「リソースプラン変更」機能を、同日より提供開始すると発表した。

　「Zenlogic ホスティング」は、ユーザーごとの仮想専用環境でWebやメールを利用できるホスティングサービス。OpenStackをベースに開発されたYahoo! JAPANのIaaS基盤をインフラとして利用しており、レンタルサーバーの手軽さ、使いやすさ、価格を受け継ぎつつ、より安定した環境で利用できるようにしているという。

　今回提供される「リソースプラン変更」は、サーバーのCPU/メモリのリソースプランを、ユーザー自身がアップグレード/ダウングレードできるようにする機能。リソースプランの変更は最短5分で完了するため、必要な時に必要な分だけ追加でき、無駄な待機コストを抑制できる。また不要になったリソースは、次回の契約更新のタイミングでダウングレードされるとのこと。

　これにより、例えば、ソーシャルメディアで話題が急上昇し、Webページに突発的なアクセス集中が発生した場合でも、簡単・即座にサーバーの増強が行えるほか、タイムセールやキャンペーンに備えたリソース追加にも活用できる。

　さらにファーストサーバでは、「リソースプラン変更」を活用しやすいように、リソース利用状況が確認可能なコンテンツの提供や、プラン別の推奨値を案内し、「つながりにくい」「重く感じる」といった利用者の体感だけでなく、可視化したデータをもとに、サーバーの適切なリソースプランを提案するとしている。

　「リソースプラン変更」の価格は、Zenlogic ホスティングの価格に準ずるとのことで、例えば1vCPU/1GBメモリ、100GBディスクの場合、月額2970円（税別）から。4vCPU/4GBメモリ、100GBディスクの場合で月額9300円（税別）からとなる。