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フォーティネット、小規模データセンターや分散オフィス向けのUTMを発表

 フォーティネットジャパン株式会社は22日、小規模データセンターや企業のエッジに適したUTM「FortiGate-1000D」と、分散型オフィス向けUTM「FortiGate-70D」を発表した。いずれも、同日より出荷開始する。

FortiGate-1000D
FortiGate-70D

 新製品のうちFortiGate-1000Dは、最大52Gbpsのファイアウォールスループット、最大8GbpsのIPSスループットを備えたUTMアプライアンス。最新のFortiASIC NP6/CP8プロセッサを搭載し、従来製品と比べてスループット性能が大幅に向上しているほか、3μ秒(64バイトUDPパケット)の低レイテンシを実現しており、パフォーマンスのボトルネックを解消するという。また、IPv6でもIPv4と同等のパフォーマンスを提供できるとした。

 インターフェイスは10Gigabit Ethernet(GbE)に対応するSFP+スロット×2と、1000BASE-Tポート×16、SFPスロット×16を搭載する。

 一方の「FortiGate-70D」は、分散したリモート環境にある事業所や小売業のネットワークに最適なUTMアプライアンス。ファイアウォールスループットは最大3.5Gbps、IPSスループットは最大275Mbpsで、インターフェイスは1000BASE-Tポート×16を備える。

 小型製品でありながらファイアウォール、アプリケーション制御、高度な脅威保護(ATP)、不正侵入検知/防御(IPS)、VPN、Webフィルタリングなどさまざまな機能を提供できるほか、仮想UTM(VDOM)機能によってネットワークをセグメント化することも可能としている。

石井 一志