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オレガとレノボ、柔軟な拡張を行えるファイルサーバーパッケージを提供

クラウドバックアップやレプリケーションにも対応

 株式会社オレガとレノボ・ジャパン株式会社(以下、レノボ)は21日、レノボのWindows Storage Server 2012 R2搭載NAS「System x NASシリーズ」に、オレガのストレージ仮想化ソフトウェア「VVAULT(ブイボルト)」をプリインストールしたパッケージモデル「Lenovo System x NAS powered by VVAULT」を発表した。同日より、ダイワボウ情報システム株式会社が全国で販売する。

 「VVAULT」は、Windows上で複数のストレージを統合して仮想ドライブを構築する、ストレージ仮想化ソフトウェア。これを搭載した「Lenovo System x NAS powered by VVAULT」を利用すると、ストレージ容量の柔軟な拡張や、リアルタイムのバックアップ/リカバリが可能になるほか、業務停止なしのデータ移行、既存ファイルサーバーのクラウドバックアップ、遠隔地レプリケーション機能を活用した災害対策対応(BCP)などに活用できるという。

 また、ユーザーの導入設定作業を軽減するため、初期セットアップガイドとクラウドストレージ接続ガイドを同梱した。クラウドストレージ接続については、オレガとレノボにより、IDCフロンティアが提供する「IDCFクラウド」のオブジェクトストレージとの接続を検証している。

 製品は、最小構成として、最大100ユーザーまでを想定した実効容量4TB構成から購入できるとのこと。

 なおレノボでは、Windows Server 2003ユーザーの移行を支援する体制として、東京・秋葉原の本社内に「Lenovo Windows EOS駆け込み寺」を開設している。今回のパッケージも、「Lenovo Windows EOS駆け込み寺」のソリューションメニューとして追加され、移行ソリューションの1つとして利用可能になる。

石井 一志