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日立システムズ、AWSにも対応した「クラウド向け統合運用サービス」

 株式会社日立システムズは17日、自社のコンタクトセンターを活用したサポートサービスの1つとして、Amazon Web Services(AWS)を活用したシステムにおいて、クラウド基盤の運用から業務BPOまでをワンストップで支援する「クラウド向け統合運用サービス」を発表した。同日より販売を開始する。

 「クラウド向け統合運用サービス」は、日立システムズのクラウドサービスに加え、AWSにも対応した運用サービス。オートスケール機能があることや、災害対策サイトを低コストで構築できるためBCP目的で活用されることも多いというAWSの特性を踏まえ、サーバーの台数に応じた課金体系ではなく、インシデント数に応じた課金体系で提供する。

 またAWSは、海外拠点向けシステムの基盤として活用されるケースも多いことから、日本語に加えて英語でも24時間365日の体制で監視・運用・問い合わせ対応を行うとのこと。さらに、既存のマルチベンダーサポートサービスと組み合わせて利用することにより、AWS以外のシステム基盤や、ハードウェア、ソフトウェアなどに関する問い合わせ対応にもワンストップで対応可能とした。

 加えて、ニーズに応じて、さまざまなバックオフィス業務を代行する業務BPOサービスまで幅広く対応できる点も特徴とのこと。

 なお今後は、9月末までをめどにMicrosoft Azureにも対応するなど、さらなるサービス拡充を図る予定だ。

 運用費の価格例は、クラウド基盤の問い合わせ対応・監視・通知(窓口対応時間9時~17時)の場合で、月額13万円(税別)から。

石井 一志