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NTT東日本、学習支援クラウド「おまかせ教室」~学校ICT化を支援

 NTT東日本は16日、学習支援クラウドサービス「おまかせ教室」を発表した。タブレットや電子黒板などを用いた授業で活用できる学習支援アプリをクラウドで提供。構内サーバーなどの設置を不要とし、システム初期費用の低減を支援する。4月27日から提供する。

 同サービスは、小中学校のタブレット・電子黒板等を用いた授業において利用される学習支援アプリをクラウド型で提供するもの。「一斉学習」「協働学習」「個別学習」という3つの学習場面において利用できるアプリを網羅し、一元的に提供することで、学校ICT環境の利活用を促進するという。

 基本サービスは「おまかせ教室 テックキャンパス」「同 コラボノート」「同 ラインズeライブラリ」の3種類。

 同 テックキャンパスは、先生と生徒児童のタブレット間で授業補助教材などを一斉配布し、生徒児童の閲覧・回答状況などを一覧表示する。回答を書き込んだりグループで考えたことを見せ合ったりする学習がスムーズになり、生徒児童の授業での思考表現活動が促進されるという。

 同 コラボノートは、複数人で画面の同時編集が可能なノート機能を提供。生徒児童のグループ討論や共同作業を円滑にし、「教え合い」や「学びあい」を支援する。離れた学校間でも意見を出し合ったり、作品を見せ合ったりできるため、学校を超えた交流活動が可能になるという。

 同 ラインズeライブラリは、小中学校の国語、算数・数学、理科、社会、英語の5教科、約6万問のドリル教材や百科事典などのデジタル教材が利用できる。日々の復習、弱点補強、家庭学習の習慣づけなど「学力の向上」に向けた幅広い活用が可能という。

 このほか、オプションメニューも豊富に取りそろえる。

 価格は、活用するメニューや生徒児童数に応じた個別見積もり。対応タブレットはWindows、iOS、Android。

川島 弘之