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ブロードバンドタワー、スキャリティのSDS製品の営業活動を開始

 株式会社ブロードバンドタワーは9日、ソフトウェア・ディファインド・ストレージ(Software Defined Storage:SDS)を提供する米Scalityの日本法人、スキャリティ・ジャパン株式会社(以下、スキャリティ)との販売代理店契約を締結し、来期の販売開始に向けて、同日より営業活動を開始すると発表した。

 スキャリティが提供しているSDS製品「Scality RING」は、標準的なx86サーバーで動作するため、柔軟性とコストの面でのメリットを提供可能。高い可用性とデータ保全性を持つほか、オブジェクトアクセスに加えてNFS/CIFSもサポートし、複数のアプリケーションを統合可能な特徴を持つ。また、ペタバイト(PB)クラスの拡張性を備えており、米国ロスアラモス国立研究所では、500PBにもおよぶ導入実績があるという。

 ブロードバンドタワーでは、長年のストレージ取り扱いの実績やノウハウを踏まえた技術力をベースに、スキャリティとさまざまなソリューション開発や大容量での運用検証などを進める考えで、これによって、顧客のストレージニーズに迅速に対応できる体制を整備するとのこと。

 同社は、データ配信/蓄積、バックアップ/ディザスタリカバリ、クラウド事業者および自社クラウドサービスへの適用などを注力分野として挙げており、スキャリティとの連携のもとで、顧客が安心して利用できる体制を構築するとした。

 初年度は、20社への販売を見込んでいる。

石井 一志