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プロジェクト管理製品「SynViz S2 2.0」、工程とメンバーの作業量を考慮して調整できる新機能

 株式会社日立ソリューションズ東日本は18日、プロジェクト管理統合プラットフォーム「SynViz S2(シンビズ エスツー)」の新版「同 2.0」を発表した。プロジェクトやメンバーのスケジュール、作業量を連動して調整可能な新機能が追加されている。

 SynViz S2は、工程の一元管理、および基幹システムや表計算ソフトなどとのデータ連携が可能なプロジェクト管理統合プラットフォーム。工程表の自動展開、編集、成果物登録などの基本的なプロジェクト管理に加え、業務ポータルにより、プロジェクトに関連したデータの統合管理を実現する。製品はSaaS版とオンプレミス版が提供されており、必要に応じて選択できるとのこと。

 今回の新版では、プロジェクト、メンバースケジュール、メンバーの作業量を連動して調整可能な「アクティビティガントチャート」機能が追加された。プロジェクトスケジュールと、メンバーの作業スケジュールおよび作業量を複数のプロジェクトで横断的に把握して調整できるため、メンバーの作業時間を確保できないことによる納期遅延、プロジェクトコストの増加などを未然に防げるという。

 また、特定の資格・技術が必要な作業を専門家へ割り当てる場合、担当者が複数のプロジェクトにかかわることが多いため、空き状況を把握できずに、異なるプロジェクト間での作業の重複や、無理な作業量の山積みなどが発生し、納期が守れなくなる場合もあるとのこと。しかしSynViz S2を活用すれば、各プロジェクトに存在する特定の作業と専門家を抽出した調整を行えるので、作業に必要なメンバーの選定と、メンバーの作業量を考慮した現実的なスケジュールを策定可能としている。

アクティビティガントチャート機能

石井 一志