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JSOL、オムニチャネル化への統合マーケティングソリューション

 株式会社JSOLは12日、オムニチャネルやデジタルマーケティングに対応した統合マーケティングソリューションの提供を開始した。

 JSOLによれば「スマートフォンの普及やSNS利用の広がりにより、顧客接点が多様化し、Web・EC・SNSなどのデジタルチャネルの重要性が増している。このようなオムニチャネル化は、Web行動履歴や位置情報などのリアルタイムの情報取得を容易にし、スマートフォンへの情報発信やDSPを使った広告配信などに活用され始めている」。

 新ソリューションでは、こうした状況に対して、「IBM Campaign」や「IBM Sliverpop」などを活用し、従来のマーケティング分析から最新のデジタルマーケティングまで統合的・効率的に実践可能にする。顧客のマーケティング戦略やスタイルに応じて実績のあるツールを活用し、コンサルティングやIT導入をトータルで提供するという。

 具体的には「DBマーケティング」「デジタルマーケティング」「ビッグデータ分析」といったメニューを用意。

 「DBマーケティング」では、企業風土や情報活用の成熟度にあったマーケティング業務のプロセス改善やBIツールの活用支援などを実施。分析レポートや統計・マイニング手法のテンプレート提供に加えて、情報活用サイクルを意識したマーケティング業務プロセス全体の設計などのサービスを提供する。活用ツールは「IBM Campaign」「IBM eMessage」など。

 「デジタルマーケティング」では、顧客が所有するオンラインデータ、オフラインデータ、およびソーシャルメディアなど活用し切れていないデータを統合分析することで、カスタマージャーニーを明らかにし、One to Oneのコミュニケーション設計を提供する。活用ツールは「IBM Sliverpop」「IBM Digital Analytics」「IBM Interact」「IBM Tealeaf」など。

 「ビッグデータ分析」では、小売・流通業の経営改題に対して、POSデータに代表される構造化データと、SNSなどの非構造化データを融合した独自の分析モデルを開発し、マーケティング課題を解決するという。「購買促進モデル」や「離反防止モデル」を構築でき、データサイエンティスト支援サービスも提供される。

川島 弘之