ニュース

S&Iが「IBM SoftLayer」マネージドサービス、充実の運用支援メニュー

 エス・アンド・アイ株式会社(以下、S&I)は26日、日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)が提供するクラウドサービス「SoftLayer」の導入・設計・運用を支援する「S&Iクラウド・マネージドサービス」の提供を開始した。2014年12月にSoftLayerの日本データセンターが開設されることを機に、パブリッククラウドを活用した企業システムのクラウド化を推進するという。

 S&Iクラウド・マネージドサービスは、パブリッククラウドサービスの利用に必要なリソースと運用をワンパッケージにしたサービス。顧客のビジネスニーズに応じて選べる4種類のパックを通じて、SoftLayer利用契約とS&I独自のクラウド運用サービスを合わせて提供する。

 パッケージメニューは、仮装サーバーを利用する3タイプ「Webスタンダード」「Webプレミアム」「ファイルサーバーパック」と、物理サーバーを利用する「ベア・メタルサーバーパック」の4種類。いずれも運用を支援する「基本パック・クラウド運用サービス」が含まれ、「ファイルサーバーパック」のみ「専用線接続(1Gbps)オプション」(月額15万円)も含まれる。

 価格は「Webスタンダードパック」が月額5万9000円から、「Webプレミアム」が月額29万9000円から、「ファイルサーバーパック」が月額26万3000円から、「ベア・メタルサーバーパック」が月額78万2000円から。

 基本パック・クラウド運用サービスでは以下のメニューを提供する。このため、顧客はシステム運用の心配が不要という。システムの変更や相談が生じた場合も、S&I運用サービス窓口にて日本語でサポートを行う。

基本メニューサービス内容
SEによるクラウド相談クラウド・マネージドサービス契約にあたっての相談・アドバイス
日本語サポートサービスに関する問い合わせに日本語で対応
日本円での月額支払い予算化しやすい月額での日本円決済に対応
クラウド監視サービスPingによる死活監視を行い、メールで通知
障害復旧対応提供するシステム上で障害が発生した際に復旧支援を行う(受付:24時間365日、対応:平日9~17時)
システムバックアップ復旧支援構築時のシステムイメージ作成・保管。障害時に復旧支援を行う
データバックアップ復旧支援利用データの日次バックアップを取得。障害時に復旧支援を行う
構成変更SoftLayer構成・リソースの変更を行う
サービス情報提供停止・障害発生・脆弱性などの注意喚起など、SoftLayer上の重要情報をお知らせする
レポート提供利用するリソースについてCPU・メモリ・仕様帯域のレポートを提供

 このほか、システム構成および用途に応じたオーダーメイド・クラウドを希望する場合は、導入予定のシステムに関するヒアリングから運用までを最適化するクラウドデザインを提供する。価格は10万円から。

川島 弘之