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ファイア・アイ、標的型攻撃対策製品などがAppleプラットフォームに対応

 ファイア・アイ株式会社は10日、自社の標的型攻撃対策製品がAppleプラットフォーム対応を発表に対応したと発表した。今後、AppleのMac OS Xのネットワーク保護やiOSのモバイル保護に対応し、既知の攻撃・未知の攻撃を検知するとともに、Apple製品でフォレンジック分析を実現するという。

 今回、Appleの環境に対応するのは、ネットワークセキュリティ脅威対策プラットフォーム「FireEye NXシリーズ」、フォレンジック分析製品「FireEye AXシリーズ」と、モバイル脅威対策の「FireEye Mobile Threat Prevention(MTP)」、「FireEye Investigation Analysis System(IAS)」の各製品。Mac OS Xユーザーに対するゼロデイ攻撃とAPT攻撃の検知機能により、既知や未知の脅威を特定し、マルウェアのアウトバウンド通信を阻止できるとした。

 なお、Mac OS X対応の「FireEye Multi-vector Virtual Execution(MVX)」エンジンは、「FireEye NX 7500」上で提供される。同エンジンは、トラフィックフロー、ファイル、Webオブジェクトのマルチフロー解析を実行し、サイバー攻撃のコンテキスト全体を把握できるとのことで、誤検出のアラートを最小限に抑えつつ、疑わしいコンテンツのインライン分析をリアルタイムで実行するとのこと。

 すでに、Mac OS X対応の「FireEye NXシリーズ」と「同 AXシリーズ」は提供開始しているほか、「FireEye MTP」iOS版アプリは2014年第4四半期中に提供される予定。このアプリでは、すでに提供されているAndroid版と同様、MTP管理機能と連携することで、プロアクティブな保護を実現するとしている。

石井 一志