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日本IBM、データのリアルタイム圧縮を強化したストレージ新3製品
(2014/10/30 06:00)
日本IBMは29日、膨大なデータを効率的かつ経済的に保管するストレージ新製品を発表した。
新製品は、250万IOPSまで拡張できるオールフラッシュストレージ「BM FlashSystem V840」、リアルタイム圧縮の性能を強化したディスクストレージ「IBM Storwize V7000/V7000 Unified」、10TBの大容量と最大360MB/秒の転送レートを実現するテープドライブ「IBM TS1150テープ・ドライブ」の3種類。
IBM FlashSystem V840では、膨大なデータのリアルタイム処理を加速するため、拡張性を強化。最大クラスタ構成(コントロールエンクロージャー8台、ストレージエンクロージャー20台)では、容量を80TB、処理能力を250万IOPSまで拡張できる。さらにデータ圧縮エンジンを2機搭載することで、リアルタイム圧縮処理を従来比2倍に高速化し、実効容量1.6PB(1/2圧縮時)を実現する。ハードウェア暗号化(AES-256対応)機能も備える。最小構成価格は3322万8400円(税別)から。
IBM Storwize V7000/V7000 Unifiedでは、前世代機と比べ、リアルタイム圧縮性能を2倍に向上するとともに、新たに6TB HDDに対応し、同じ設置面積で1.5倍のデータを保存可能にした。搭載されるすべてのドライブに対して暗号化を行い、データをセキュアに保護する。最小構成価格は855万円(税別)から。
IBM TS1150テープ・ドライブでは、従来比2.5倍となる10TBの大容量と、44%高速な最大360MB/秒(非圧縮時)の転送レートを実現する「IBM 3592第四世代 テープカートリッジ」に対応した。「IBM Linear Tape File System(LTFS)」を活用することで、HDDのように、テープに保存されたデータにアプリケーションから直接アクセス可能。さらに「IBM Security Key Lifecycle Manager」により、「IBM TS1150 テープ・ドライブ」を使用するストレージの分散環境全体の暗号鍵を用意に生成・管理できるという。最小構成価格は798万7800円(税別)から。