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ぐるなび上海、営業資料の活用・持ち運び効率化に「Handbook」採用

 インフォテリア株式会社は6日、ぐるなび上海がモバイルコンテンツ管理(MCM)製品「Handbook」を採用したと発表した。

 ぐるなび上海では、中国市場においてインターネットを活用した飲食店のPR、および販促活動支援事業を2005年11月より展開し、イベントなどを通じた日本食文化の紹介、飲食店向け業界紙の発行、B2B向けマッチングサービス、店舗測範に関するコンサルティングサービスを提供している。

 同社では従来、雑誌、説明用資料、印刷した資料を活用し、顧客への営業活動を行っていたが、肥大化する印刷コストの削減、営業活動の効率化、生産性向上が急務になっていたという。

 この課題を解決するため、iPadを導入し営業資料を電子化。さらにiPad内に格納されたデジタルコンテンツをHandbookで管理することで、膨大な資料のスムーズな検索、データ更新の即時性・簡易性の担保、更新状況のシームレスな情報連携による最新データの共有、営業活動状況の把握などを実現したという。

 Handbookは、インフォテリアが提供するMCM製品。文書、表計算、プレゼン資料から画像、音声、動画までのあらゆるファイルをクラウドに保存し、タブレット端末で持ち運んで、指先でめくって表示できるようにするソフト。一般的なクラウドストレージやタブレット向けビューアアプリと異なり、閲覧者ごとの配信設定や端末紛失時の漏洩防止機能、資料のオフライン閲覧機能など、タブレットを電子ファイルを使用する上で必要と思われる機能が搭載されているのが特徴という。

川島 弘之