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クリックテック、無償のデータ可視化・探索ソフト「Qlik Sense Desktop」

 クリックテック・ジャパン株式会社は29日、データ・ビジュアライゼーション製品「Qlik Sense」を発表。第1弾として、無料ダウンロード版「Qlik Sense Desktop」の提供を開始した。かねてより進めてきた次世代製品の開発プロジェクト「QlikView.Next」において、初めて一般向けに提供されるものとなる。

 Qlik Sense Desktopは、ビジネスの現場担当者がドラッグ&ドロップの簡単な操作だけで、インタラクティブなグラフやチャート、レポート、ダッシュボード画面を作成できる製品。QlikTechのデータインデックスエンジンおよび連想技術を採用し、利用者が直感に基づき、データ同士の関係性を深く掘り下げられる。

 初心者でもExcel形式のファイルをアプリケーションにドラッグする、あるいは企業内で使う複数のデータソースを指定するだけで、さまざまなシステムに散在するデータを統合し、データを可視化するためのアプリが開発できる。単語や数値を入力するだけで、全データセットを分析できる「スマート検索」も特長。作成・構築したアプリは、ローカルファイルとして保存しておけば、他の利用者と共有することも可能だ。

 スタンドアロン型のWindowsクライアントとしてインストールでき、データの可視化、探索、ストーリーテリング機能を直感的な操作で利用可能。個人使用・法人使用ともに無料で、作成するアプリ数に上限はなく、ファイル共有についての制約もないという。

 QlikTechでは、「初めて使う人でも手元にあるデータを簡単に取り込めて、優れた機能と操作性を実感してもらえる製品となっている」と説明している。なお、「Qlik Sense」として今後もシリーズ製品をリリースする予定で、9月の提供となる見込み。

川島 弘之