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NEC、コールセンター機能を強化した「UNIVERGE Aspire UX」新版

 日本電気株式会社(以下、NEC)とNECプラットフォームズ株式会社は23日、中小規模事業所向けの次世代オフィスコミュニケーションゲートウェイ「UNIVERGE Aspire UX」のコールセンター向け機能を強化し、8月4日より販売開始すると発表した。

 「Aspire UX」は、中小規模事業所向けのオフィスコミュニケーションゲートウェイ。テレフォニー機能、ネットワーク機能に加えて、プレゼンス(状態表示)やチャットなどの簡易UC機能をサーバーレスで実現している。

 今回の機能強化では、電話対応中のオペレータに対し、監督者が顧客との会話に割り込まずに、指示や連絡を伝えられる「ACDウィスパリング」機能や、待機コールの発生状況を電話機のボタンの点灯/点滅で知らせる「ACD待ち呼アラーム表示」機能が追加された。前者の機能を利用すると、未習熟者の教育や、難しい応対を必要とする場面でオペレータへの指示・助言を行えるという。

 「Aspire UX」の想定システム価格は、IP電話サービス4回線、12ボタンデジタル多機能電話機8台、コールセンター機能(4台分)で73万3000円(税別)から。別途、設定費や設置工事費がかかる。

 また今回は、オペレータのレイアウト表示や、運用状態/実績のグラフ表示などを可能にするアプリケーション「ACD-MISグラフィックビューア」を9月より販売する。コールセンター管理用オプション「ACD-MIS」の機能を拡張する製品で、コールセンターフロアのレイアウトマップ表示や、オペレータグループごとの運用状況・実績のグラフ表示を可能にするなど、視覚的・直感的にコールセンターの状況を把握できるようになるとのこと。

 価格は、「ACD-MISグラフィックビューア」が30万円(税別)から、「ACD-MISグラフィックビューアクライアントライセンス」が15万円(税別)から。

石井 一志