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SAPジャパン、パートナーと共同でコンソーシアム設立~HANA対応ERPテンプレートの拡充図る

 SAPジャパン株式会社は9日、SAP HANA対応のERPテンプレートを推進するため、パートナー企業と共同でコンソーシアムを6月に設立したと発表した。

 このコンソーシアム設立は、SAP HANAに対応したSAP ERP「SAP Business Suite powered by SAP HANA」で利用する、各業界・業種向けテンプレートの検証を進めるのが目的。パートナーはコンソーシアムの活動を通じて、SAP Business Suite powered by SAP HANAに関する最新情報を入手できるようになる。

 具体的には、定期的な会合やSNSを通して、SAPジャパンが最新の技術情報や事例情報を提供するなど、パートナーが開発した各業界業種向けERPテンプレートが、SAP Business Suite powered by SAP HANAに対応することを支援するという。また、SAPからパートナーへの情報提供のみならず、コンソーシアム参加パートナー同士の情報流通が促進されるので、導入スキルの向上なども期待できるとしている。

 一方でユーザー企業にとっては、より多くのSAPパートナーから、SAP HANAプラットフォーム対応のSAP ERPテンプレートを選択可能になるメリットがあるとした。

 なお、多くの参加パートナーは以前からSAP ERPの事前定義済みテンプレートを提供しており、これらのテンプレートは、すでにSAP HANAのプラットフォーム上で提供されているか、もしくは近日中に提供される予定とのことだ。

 コンソーシアム参加パートナーは以下の通り(五十音順)。

・株式会社アイ・ピー・エス
・アクセンチュア株式会社
・アビームコンサルティング株式会社
・SCSK株式会社
・株式会社NTTデータ グローバルソリューションズ
・コベルコシステム株式会社
・JFEシステムズ株式会社
・株式会社JSOL
・TIS株式会社
・株式会社電通国際情報サービス
・東洋ビジネスエンジニアリング株式会社
・日本アイ・ビー・エム株式会社
・日本電気株式会社
・株式会社野村総合研究所
・株式会社日立システムズ
・株式会社日立製作所
・富士通株式会社
・ベニックソリューション株式会社
・三井情報株式会社
・三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社
・株式会社ユアソフト

石井 一志