ニュース
ポリコムが日本向けにビデオ会議新3製品、4K対応も予定
(2014/7/9 06:00)
ポリコムジャパン株式会社(ポリコム)は8日、日本市場向けに3つの新製品を発売した。映像資産を管理する「Polycom RealPresence Media Manager(以下、Media Manager)」、ビデオ会議の録画・ストリーミング用アプライアンス「Polycom RealPresence Capture Server(以下、Capture Server)」、限りなくリアルに近い臨場感のあるビデオ会議空間を提供するイマーシブ・テレプレゼンス・コラボレーション製品「Polycom RealPresence Immersive Studio(以下、Immersive Studio)」を提供する。
Media Managerは、録画された映像資産を収集・変換・整理・保護・分析できるソフト。さまざまな場所・ネットワークから任意のデバイスを使用して、これらの映像資産にライブまたはオンデマンドでアクセスできる。録画された研修プログラムや面接記録、ビデオ会議などの重要な映像資産を簡単かつ迅速に適切なメンバーに共有可能となる。
250ユーザーから最大4万ユーザーをサポートし、デバイスはビデオ会議端末以外にWindows/Mac/iOS/Android/Windows Surface Proに対応、Webブラウザを介してコンテンツの閲覧・アップロードできる。コンテンツの変換・管理・保護に関するルールを組織全体で標準化できるので、管理者が映像資産の使用状況を詳細に把握可能。APIを利用すれば、Microsoft SharePointまたはLearning Management Systems用にカスタマイズ・統合も可能となる。
Capture Serverは、既存のPolycom RealPresenceプラットフォームにネイティブ統合し、ビデオ会議端末、モバイル端末、およびWebブラウザ上のビデオ会議をセキュアに録画・ストリーミングできるネットワークベースのアプライアンス。
他社製のビデオ通話レコーダと比較して1.5倍の録画容量を備え、HD品質で最大40のビデオ通話を同時録画が可能。ユーザーは会議室・外出先を問わず、さまざまなデバイスからビデオコンテンツを録画・ストリーミングできる。
Immersive Studioは、映像・音声・コラボレーション機能の細部にまで最適に設計され、等身大表示による限りなくリアルに近い臨場感を体験できるビデオ会議製品。同社初の4K Ultra HDディスプレイを採用した。現在は1080p60解像度の出力までだが、順次4K出力に対応する予定。発信者の音声も、Polycom 3D Voice技術により、きわめてクリアに空間的に広がりのある音質で再現するという。
1つの会議室に最大21名収容。モニターに映し出されたプレゼン資料に書き込めるPolycom VisualBoard技術により、その場で書き込んだ内容をすべての拠点の会議参加者と共有できる。Polycom SmartPairing技術により、同様のイマーシブテレプレゼンスシステム、RealPresence Mobile、RealPresence Desktopがインストールされたモバイル端末やPCを自動的に接続し、各デバイスからもコンテンツ共有や書き込み、ビデオ会議の開始・終了、音声調節が行える。
それぞれポリコムの認定販売代理店を通じて、8日より正式に提供開始する。価格は全てオープン。