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スクエニがポリコム製ビデオ会議を導入、国内外・社内外で多彩に活用

 ポリコムジャパン株式会社(以下、ポリコム)は18日、株式会社スクウェア・エニックス(以下、スクエニ)によるビデオ会議導入事例を公開した。

 スクエニは2012年に持ち上がった本社移転に伴い、コミュニケーション基盤の刷新を計画。国内にある開発委託先やゲーム機を提供するプラットフォーマーとの接続はもちろん、海外にある自社拠点や外注先、パートナーも含めたグローバルな環境で臨場感あふれる基盤を求めた。

 そこで、国内のデータセンターに設置された多地点接続サーバーを中心に、「Polycom HDX 7000」を東京本社、大阪支社、渋谷区初台の品質管理部門それぞれに設置し、英国や米国、カナダ、中国など多くの拠点にもビデオ会議システムを設置した。

 日常的な業務に関連した活用をはじめ、外部とやり取りする品質管理部門でも積極的に活用。マネージャーミーティングや海外での面接活動、海外赴任のリスク講習などさまざまな用途に活用されているという。

 スクエニでは以前から音声会議を利用していたが、「相手の顔を見たり資料を共有したりしながら、同じ目線で1つの議題について話し合えるメリットは大きい」と判断したようだ。

 今後の予定としては、Microsoft Lyncなど他システムとの連携も促進する考え。また、シーンごとの要件をカバーした操作マニュアルの作成をはじめ、動画配信システムとの連携やグループ会社を含めた活用など、さまざまな施策を検討している。「遠隔地同士を常に接続し、まるで隣で働いているような空間共有にも挑戦したい」(スクエニ)。

 2013年8月には「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア」のサービスをグローバルで開始した同社。欧米を含めたコミュニティ&サポートを行う部隊の連携も重要性を増している。

川島 弘之