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クラスキャット、SoftLayer向けのクラウド管理ポータル

 株式会社クラスキャットは、パブリッククラウド「IBM SoftLayer」の管理サービス「ClassCat Portal Service for SoftLayer v1.0」を23日から提供する。

 SoftLayerユーザー向けにクラスキャットが独自に提供する新サービス。ユーザーは特別な環境を用意する必要はなく、Webブラウザ(Firefox)によってSoftLayerのAPI層にアクセスできる。これにより、SoftLayerの基本的な運用管理を手軽に実現。提供される機能はユーザー権限により異なるが、仮想マシン、ベアメタル、サブネット、データセンターのネットワークステータスやメンテナンス情報、ならびにアカウントのビリング情報を管理できる。仮想ゲストのライフサイクル、ユーザー管理に関連する機能が特に充実しており、CSV形式によるデータのダウンロードも可能だとしている。

 UIはマルチ言語に対応。現在は日本語と英語のみが利用可能だが、ユーザーの要望に応じてサポート言語を随時拡充する方針。

 SoftLayerのアカウントを所有するユーザーが利用できるが、「SoftLayer オーダー代行サービス」との併用によりアカウントを持たない企業でもサービスの利用が可能。同サービスはクラスキャットが顧客と合意したサービス内容を顧客の代わりにSoftLayerに対してオーダーするもの。IaaSの専門的な知識がなくてもSoftLayerを手軽に利用できるとして、ClassCat Portal Service for SoftLayerとの併用を訴求する。

川島 弘之