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ACCESS、位置連動型コンテンツ配信サービスのBeaconを拡充

温室度センサー、加速度センサー、単三電池型の3種類

 株式会社ACCESSは13日、位置連動型コンテンツ配信ソリューション「ACCESS Beacon Framework(ABF)」で、新たに3種類のBeaconをラインアップに追加。7月上旬から提供すると発表した。

 ABFは、Bluetooth Low Energy(BLE)搭載のBeacon、スマホアプリ、Beaconを管理するクラウドをワンストップに提供するもの。事業者のO2Oサービス開発を大幅に迅速化する。今回、Beaconのラインアップを拡充し、温湿度センサー、加速度センサー、単三電池をそれぞれ搭載した3種類のBeaconを追加した。

 温湿度・加速度センサーが搭載されたBeaconは、重らのABFのボタン型電池搭載のBeaconと同様の小型・軽量ケースに内蔵されており、設置場所を選ばない設計となっている。Beaconが設置された場所・物の温湿度や機械の稼働状況といったデータを、BLE無線通信を介して近く(半径約数メートル~50メートル)に設置されたPCやスマートデバイスが取得し、クラウド経由で遠隔から確認可能。農業・園芸、物流、工業・建設といった分野でのBeaconを用いたM2M施策に応用できるという。

 単三電池型Beaconは、ボタン電池型Beaconに比べ、耐用年数が約1年半から約3年半と大幅に向上するため、小型・軽量にこだわらない用途に利用することで、電池交換の手間を省けるという。

ボタン電池型
単三電池型

 想定されるユースケースとして、温室度センサー付きBeaconをビニールハウスや冷凍・冷蔵雇用の宅配サービスの配送ケース内に設置したり、加速度センサー付きBeaconをイベント会場や美術館・博物館の静止型展示品/運動型展示品に設置して状況を把握したり、衣料品店のハンガーに設置して洋服を手に取るとデジタルサイネージにおすすめのコーディネートが映し出させるといった例を挙げている。

温室度センサーの利用例
加速度センサーお利用例

川島 弘之