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非構造化データやモバイル対応など強化した「SAS Visual Analytics 6.4」

データ可視化ツール新版を国内提供

 SAS Institute Japan株式会社は28日、データ可視化ツールの新版「SAS Visual Analytics 6.4」の国内販売を開始した。

 SAS Visual Analyticsは、SASのインメモリ処理をベースにデータソースの種類や容量にかかわらずデータを適切に処理し、すべての情報を分析・可視化、ビジネス上の課題を導き出すツール。

 新版では、より迅速・容易になったデータローディング機能、最新のテキスト・非構造化データ分析機能、充実のレポーティング機能、モバイルデバイス機能の強化が図られた。

ダッシュボード

 具体的には、セルフサービス型のデータインポート機能と、より強力になったデータ準備機能により、Cloudera、Greenplum、Hortonworks、Oracle、Teradataなど17種類のデータソースから並列高速にデータのローディングが可能にした。

 テキストマイニング機能により、顧客のコメントやTwitterも解析できるようになり、ワードクラウドやネットワークダイアグラムによる可視化機能も搭載。ビジネス機会への影響やトレンドをいち早く表示できるようになった。

ネットワークダイアグラム

 レポーティング機能では、ユーザー側で各種KPIに対してしきい値を設定し、アラートの自動送信が可能になったほか、Microsoft Office上で直接レポートやダッシュボードを開き、即座に二次利用可能となった。

 モバイルデバイス機能ではiOS 7やAndroid端末からの分析が可能となった。

川島 弘之