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メインフレームの帳票出力環境をオープン化する「SVF for Mainframe」

 ウイングアーク1st株式会社は28日、メインフレームの帳票出力環境をオープン化する「SVF for Mainframe」を発売した。

 メインフレーム本体に極力手を加えずに、基幹業務におけるメインフレームの帳票出力を短期間でオープン化する製品。ベンダーロックインされた専用プリンタから多種多様な汎用プリンタでの出力が可能となる。

 メインフレームの技術者が年々減少する中、専用プリンタを利用するためには専用スキルの習得やプログラムの独自開発などが伴い、高いコストと運用負荷がかかる。安価な汎用プリンタの選択やプレ印刷用紙をカット紙に変更することで、これらコストを削減できるという。

 具体的な機能としては、SVF for Mainframeがメインフレームと汎用プリンタの間で、SVFへの接続コネクタ機能とメインフレームからの帳票出力に関する自動変換処理を提供。独自に変換プログラムを開発する手間が省けるのがメリット。また、メインフレームのスプールデータをCSV形式に変換して保存できるので、このデータを二次加工・利用することも可能となる。

メインフレームの帳票出力環境をオープン化

 さらにSVF for Mainframeを経由する帳票は、PDFやExcelファイルとしても出力できるため、電子帳票システムとも柔軟に連携。電子保存された帳票をスマートデバイス経由で検索・表示・印刷することも可能となる。

構成

川島 弘之